NEW RELEASE 07/29

 

<ROCK>

Beau Diako - Nylon


 

メロウなオルタナティブR&Bからインディーップまで、しなやかなギターワークとトラックがTom Misch, FKJを彷彿とさせるモダン・ポップ・アルバム。

ギタリスト/トラックメイカー/プロデューサーである彼は自身で製作した曲にボーカリストなどとコラボレーションする形で楽曲を製作。2019年にemawk, Totu, Raelee Nikole, Jordan Rakei, Claudia BouvetteとコラボレーションしたEP『Flutter』がSpotifyを中心としたストリーミングサイトで400万再生を記録するなど無名の新人ながら大きな注目を集める。大きな期待を集めたなかEgo Ella May、Rad Museum、emawk、Tobi Tunis、Bas、Etta Bond、Tennysonなどを起用した初のフルアルバム『ナイロン』をリリース。メロウなオルタナティブR&Bに彼自身のしなやかなギターサウンドを融合させたモダン・ポップ・アルバムが完成。今回日本国内のみCDとしてリリース。

 

<J-POP>

ハチスノイト - Aura

 

自身の声のみで作られたアルバム「Universal Quiet」(2014年)で、クラシカル、民俗音楽、ウィスパー、ポエトリーリーディング等を昇華した独自の歌唱解釈を構築した歌手・音楽家ハチスノイト。その後ロンドンへ活動拠点を移した彼女が、新作アルバム「Aura」をペンギン・カフェ、ニルス・フラーム、キアスモスなどのリリースで知られるイギリスのレーベルErased Tapesよりリリース。

アルバム中唯一、彼女の声以外の音が使用された「Inori」では、福島の原発からわずか1キロの海辺でフィールドレコーディングされた海の音を聞くことができます。福島の帰還困難区域解除時に行なわれた追悼式に招待された彼女が、地元の人たちが故郷に戻れるようにと歌った曲です。2011年の震災、津波で失われた命に捧げられたものですが、同時に地元の人たちが故郷に持つ多くの美しい思い出にも捧げられています。

アルバムタイトル「Aura(アウラ)」は芸術の一回性を説いたドイツの哲学者ヴァルター・ベンヤミンにインスパイアされたものです。パンデミックによるロックダウンをロンドンで体験したハチスノイトは、ライブで実際に観客と一つの空間を共有すること、生で起こる一度きりの体験の貴重さを痛感したと言います。パンデミックは彼女にとって内面を見つめ直すきっかけとなり、人生の喜びと豊かさを思い起こさせるものとなりました。

 


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