Atsuko Hatano / 波多野敦子 “Cells #5”

Atsuko Hatano / 波多野敦子 “Cells #5”

triolable

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レーベル : triolable
品番:trl005
フォーマット:国内盤CD/デジタル配信
発売日:2021年4月23日

2018年にリリースされた弦楽オーケストラ作品 「Cells#2」の続編となる波多野敦子の新作が登場。
海底に眠る古船に繁殖するサンゴ礁のように、ゲストたちが奏でた楽曲を幾重もの弦楽オーケストラが覆い尽くしていく。
心の奧に迫る、壮大で美しい唯一無二の音楽作品。

今作では石橋英子、山本達久、生駒祐子 (mama!milk)、icchieらのゲストミュージシャンを招き、今作のために書き下ろした楽曲をそれぞれに録音。その演奏に特殊な手法で弦楽のコラージュを施していく。前作「Cells#2」同様、波多野敦子がヴァイオリンからコントラバスまで全ての弦楽器を演奏、今回はミックスも含めて担当している。マスタリングは、近年Roland Kaynリイシュー作品のリマスターを担当しているJim O’Rourke氏。 ジャケットにはオランダ人前衛画家Saskia Griepinkのフォトコラージュ作品を起用している。アメリカの老舗レーベルImportant Recordsから「Cells#2」「Cells#5」両タイトルのカセットテープ・リリースも本CDと同時期に予定している。 

Tracklist
1. Tidal Curtain (accordion : Yuko Ikoma)
2. Foghorn (horn : Natsumi Kudo, trunpet : icchie)
3. Her Parade (piano : Eiko Ishibashi)
4. Crimson Coral (drums : Tatsuhisa Yamamoto)
5. Prelude to Foghorn (horn : Natsumi Kudo, trunpet : icchie)
6. Jettison (piano : Eiko Ishibashi)
1.潮のカーテン (アコーディオン : 生駒祐子)
2.霧笛 (ホルン : 工藤夏海, トランペット : イッチー)
3.彼女が生きたパレード (ピアノ : 石橋英子)
4.深紅の珊瑚 (ドラムス : 山本達久)
5.霧笛 序曲 (ホルン : 工藤夏海, トランペット : イッチー)
6.投げ荷 (ピアノ : 石橋英子)

■ちぎれたゴム製品、瓶の破片が落ちて居る。つぶれた缶の隙間で、土が湿り固まって居る。
寄せては返す波の前で、役割や価値を放棄して、平等に朽ちて居る。
同じ風を受けた私は身震いし、歩き出す。そうして命の不自由さを自覚する。
冷えるな。いも焼酎お湯割でものみましょうよ、波多野さん。
折坂悠太 (シンガーソングライター)


■あらゆるジャンルの壁が溶けて、ロックもジャズもクラシックもエレクトロも混然一体となった現在の音楽シーンにおいて、ヴィオラやヴァイオリン等の弦楽器で何ができるのか…最前線でその新しい可能性を探求し続けてきたのが波多野敦子である。
アヴァン・ロックや集団即興からJ-ポップやCM音楽まで、彼女は場を選ばず活動してきたが、どこで何をやっても自分だけのカラーと技術とヴィジョンで確かな爪痕を残しつつ着実に前進してきた。これまでのキャリアが、そしてこの最新作がそれを証明している。ここでは、音色のヴァリエイション、ハーモニーの複雑さ、アンサンブルの深度など、あらゆる点で更に遠くまで来てしまった。光彩を微妙に変容させてゆく弦の響きによって、スロウモーションのように描き出される深海のランドスケープ。その運動のゆるやかさが孕むテンションが私を震えさせる。
松山晋也(音楽評論家)


■波多野さんが作る器楽には演奏の域をこえた得体の知れない面白さがある。
渡邊琢磨 (音楽家)


■音で情景を浮かべることが出来るだろうか?
波多野氏のつくる音は、終わらない連続性の中に、音が散らばって重なりあい、やがて物語となっていく…
それはまさに、細胞が分裂して、増えていって、やがて身体を作っていくという過程にも似た、とても小気味よい切れ味なのだ。
そっと目を閉じて自身の呼吸に「音」を重ねあわせると見えてくる、その情景を、ぜひ皆にも体感してほしい。
増田セバスチャン (アーティスト/アートディレクター)

 

 

 



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