Tamas Wells - A Plea En Vendredi
レーベル : Lirico
品番:IPM-8009
フォーマット:国内盤CD
発売日:2006年10月15日
すべての痛みを除去する、この世で最も純潔な歌声。
「ビューティフル・ソングス」とは、本作のためにある言葉だ。
悪流通ゆえに日本では全く知られることがなかったものの、2年ぶりの2ndアルバム『A Plea En Vendredi』によって、Tamas Wellsはついにここ日本でも「発見」されることとなった。
前作リリースから6ヶ月後、彼は地域医療の仕事でメルボルンからミャンマーに、そこで本作のメロディーを書いた。さらに数ヶ月後、メルボルンに戻り、バ ンド・メンバーとともにレコーディング。その時レコーディングされたマテリアルは数時間分にも渡ったが、そこから厳選され、余分なものが削り落とされた結果、11曲のシンプルな名曲が残った。
アコースティック・ギターとピアノを中心とした、とてもバンドサウンドとは思えない、シンプルでアコースティックなサウンドは、その潔い美しさゆえに、 その天賦の歌声を引き立てる。Tamas Wellsの歌声は、「ニック・ドレイク・ミーツ・シガー・ロス」と地元のプレスで評されるが、むしろ「天国に一番近い音」と言われるシガー・ロスの歌よ りもさらに純潔だ。
2曲目の名曲「Valder Fields」を聴けば分かるように、Tamas Wellsの音楽は、この世のものではないような極上の美しさと、その裏側に底抜けの悲しみを湛える。本当に素晴らしい歌は人を操る。現実と非現実のはざ まを行き来し、まるで三途の川を渡る疑似体験のようですらある、特別な聴取体験を約束する、歴史的名盤の誕生。
※日本盤のみライナーノーツ付き
01. From Prying Plans Into The Fire
02. Valder Fields
03. Vendredi
04. Lichen and Bees
05. Yes, Virginia, There Is A Ruling Class
06. The Opportunity Fair
07. Valour
08. The Telemarketer Resignation
09. I’m Sorry That The Kitchen Is On Fire
10. Melon Street Book Club
11. Open The Blinds