2021年ベストセラーTOP10/スタッフ選出2021年ベスト・アルバム

2021年も残り僅か、今年も世界中の現行音楽シーンを大きく揺るがす様々な作品が立て続く良作揃いの1年でした。
今回は、我々インパートメントがリリース&流通したCD/LP作品のベストセラーTOP10をそれぞれご紹介したいと思います!

更に、インパートメントスタッフ6人がそれぞれ選んだ2021年のベスト・アルバムも合わせてご紹介させていただきます!

 

 

 

 

[2021年ベストセラーCD部門]


10. I.T.R (IKUO&TAKA) - Bass Life Goes On

リリース : 2021年6月25日
レーベル : Mzes Recordz
国内盤CD

 

CASIOPEA3rd のベーシスト鳴瀬喜博も参加する The Choppers Revolution のきっかけとなった、テクニカルベーシストIKUOとTAKA(村田 隆行)によるユニット、I.T.R 結成10 周年記念ファースト・アルバム。全編書下ろしオリジナルソングによるテクニカルかつポップなツインベースアルバムです! 

ゲスト・ミュージシャン: ★坂東慧 (Drums)from T-Square, ★山崎慶 (Drums), ★白井アキト (Keys,Track), ★Henrik Linder (Bass)from Dirty Loops

 

 9. 冥丁 - 古風

リリース : 2020年9月27日
レーベル : KITCHEN. LABEL
国内流通盤CD

 

こちら2020年リリース作品ですがランクイン!
国内外のエレクトロニック〜アンビエントシーンで大きな注目を集める冥丁の3rd アルバム。前二作『怪談』『小町』続く「LOST JAPANESE MOOD」を描き出す三部作の最終章。

 

8. haruka nakamura - twilight 10th Anniversary Deluxe Edition

リリース : 2020年12月25日
レーベル : KITCHEN. LABEL
国内流通盤CD

 

haruka nakamura の代表作の 1 枚、2010 年作『twilight』のリリース 10 周年を記念し、当時に録音されていた未発表曲8曲を追加収録したリマスター2枚組 CD / 2枚組 LP のデラックス・エディションとしてリイシュー!

こちらもギリギリ2020年リリース作品ですが堂々のランクイン。

 

7. Godspeed You! Black Emperor - G_d’s Pee AT STATE’S END!

リリース : 2021年4月2日
レーベル : Constellation
国内流通盤CD

 

無政府主義パンクの精神をそのまま表明したタイトル作は、約4年ぶりとなる新作。混乱する世界のこのタイミングに登場する彼らの新作は、ノイズに包まれたオーケストレーション/ドローンをフィールドレコーディングスと半分インプロヴィゼーションのパートを織り交ぜる事で完成させた大作。哀愁のあるフレーズから焼け付くようなノイズサウンドへ高揚し、歪んだクラリオン・サウンドが重なり合っていく。デビューから25年、このバンドの愛すべき側面をすべて抱きかかえ叙情的なサウンドが走り続けます。

 

6. haruka nakamura - スティルライフ

リリース : 2020年4月24日
レーベル : 灯台
国内盤CD

 

「grace」「Twilight」以降、 10年ぶり待望のソロ作品。シンプルで素朴な音色で、 生活に寄り添う音楽を紡いだミュート・ピアノソロアルバム。
ミュート・ピアノで彩れた、生活に寄り添う「静物画」として。 優しく、静謐な旋律たち。

なんとこちらも2020年リリース作品です。圧倒的ロングセラー。

 

5. Larry Carlton, Paul Brown - Soul Searchin

リリース : 2021年10月8日
レーベル : AGATE 
国内盤CD

 

デヴィッド・T・ウォーカー、ロベン・フォード、リー・リトナー、B’zの松本孝弘とギタリストとの共演アルバムをリリースして来たラリー・カールトンの待望のアルバム。プロデューサーとしてもダイアナ・ロス、アレサ・フランクリン、ジョージ・ベンソンなどの作品に携わって来たポール・ブラウンとのなんとも贅沢な共演作。

 

4. Yotam Silberstein & Carlos Aguirre - En el jardín

リリース : 2021年2月19日
レーベル : bar buenos aires / Shagrada Medra
国内盤CD



現代アルゼンチン音楽を代表するアーティスト、カルロス・アギーレとイスラエル・ジャズ・ギター界を牽引するヨタム・シルバースタイン。慈しみ合うような音色で交わされる両者の対話を収めた、まろやかな響きに包まれたデュオ・アルバム。

 

3. arca (LUCA & haruka nakamura) - 世界

リリース : 2020年11月6日
レーベル : KITCHEN. LABEL
国内流通盤CD

 

坂本龍一『async』にコーラス参加した米バークリー出身、京都を拠点とするシンガーソングライター・LUCAと音楽家・haruka nakamuraによる大注目のプロジェクトarca(アルカ)の1stアルバム『世界』。山梨のStudio Camel Houseにて、haruka nakamuraの長年のコラボレーターでもある田辺玄によって録音された本作。今作で初めてharuka nakamura自身もボーカルをとり、メインボーカルのLUCAの歌声にさりげないハーモニーを重ね、LUCAの歌詞と優しい歌声、haruka nakamuraのピアノやアコースティックギターによる、飾り気のない親密な雰囲気のフォーク・サウンドで、私たちの心の奥底にある感情に耳を傾けさせてくれる。
こちらもロングセラー作品。


2. V.A. - 
Quiet Corner - Ma Fleur

リリース : 2021年8月26日
レーベル : Quiet Corner
国内盤CD

 

7年ぶりに発売されるクワイエット・コーナーのディスクガイド第二弾にあわせてリリースされた大人気のコンピレイション・シリーズ「Quiet Corner」の最新作。

ディスクガイド中の章の一つでもある「Ma Fleur(=私の花)」をテーマに、インティメイトな芳香ただようとっておきの名曲・名演を収録。ジャズ/南米音楽/シンガー・ソングライター/フォーク/室内楽/女性ヴォーカルなど様々なジャンルを織り交ぜて、一貫した雰囲気を保ちながら、日常風景に優しく寄り添ってくれます。

 

1. Nico Muhly - Gift of Fire(『映画 太陽の子』オリジナル・サウンドトラック)

リリース : 2021年10月22日
レーベル : p*dis
国内盤CD
 


ビョークからスフィアン・スティーヴンスまで名だたるアーティストとのコラボで知られる
ニコ・ミューリーの新作は、1945年夏、太平洋戦争末期の知られざる “日本の原爆研究” を題材にした2021年夏公開の『映画 太陽の子』(黒崎博監督/柳楽優弥主演)のためのスコアとして制作されたサウンドトラック作品。

ヴィオラ奏者ナディア・シロタの気品のあるヴィオラと、ニコの繊細なピアノとエレクトロニクスが絡み合い、時代に翻弄されながら全力で駆け抜けた若者たちの心情に寄り添うような、気高くもメランコリックな音楽となっています。

 

 

 

 

 

[2021年ベストセラーLP部門]

10. Lunar Vacation - Inside Every Fig is a Dead Wasp

リリース : 2021年12月3日
レーベル : Keeled Scales
輸入盤LP


グループラブのダニエル・グリーソンによるプロデュースで遂にデビューアルバムをリリースする期待のギターポップバンド。ライロ・カイリーやテーム・インパラなどから影響を受けたサウンドはオールウェイズやバリーなどのバンドにも近いアプローチを見せ、メロディアスなギター/躍動感のあるリズム/儚くも魅力的なヴォーカルを携え、自らの音楽を”プールロック”と呼ぶサウンドはサーフロックほど完成されていない肩の力が抜けてリラックスしたポップミュージック。

 

9. Dolly Mixture - Demonstration Tapes

リリース : 2021年2月
レーベル : Spa Green
輸入盤LP



ネオアコ / ギターポップ〜ポスト・パンク〜ガールズ・ポップファン必聴!70年代後半から80年代前半に活動していたイギリスのガールズ・トリオ・Dolly Mixtureの1979年から1983年までのデモ音源集が2枚組LPでリイシュー!

 

8. toe - Our Latest Number

リリース : 2021年11月19日
レーベル : 
Topshelf Records
輸入盤LP

ポストロック界で長く愛されてきた日本の音楽グループ、toeの2018年リリースのEP「Our Latest Number 」がアナログレコードでリイシュー。

 

7. toe - HEAR YOU

リリース : 2021年11月19日
レーベル : 
Topshelf Records
輸入盤LP

 

toeの2015年リリースの3rdアルバム「HEAR YOU 」のアナログレコードリイシュー。今年はtoeの名盤LPリイシューシリーズでかなり沸きましたね。

 

6. yumbo - 間違いの実 / The Fruit Of Errata

リリース : 2021年6月4日
レーベル : 
Morr Music
輸入盤LP

 

澁谷浩次率いる仙台のバンドyumboのベスト・アルバムがドイツのMorr Musicよりワールドワイド・リリース。テニスコーツさや選曲の日本のインディー・ミュージックのコンピレーション・アルバム『みんなみてる』から派生したアンソロジー・シリーズ第2弾。

 

5. Tricot  - A N D

リリース : 2021年11月
レーベル : Topshelf Records
輸入盤LP

日本の人気ガールズロックバンド、Tricotの2015年にリリースされた「A N D」の廃盤となっていたアナログレコードがリイシュー。toeのリリースもおこなっているTopshelf Recordsからのリリースです。

 

4. Heartbreakers - L.A.M.F. - The Found '77 Masters

リリース : 2021年7月17日
レーベル : 
Jungle
輸入盤LP

 

Johnny Thunders率いるHeartbreakersがTrack Recordsよりリリースした1977年作がカラーヴァイナル(透明パープル)の限定盤LPとしてリイシュー。RSD2021 Drop2でのリリース。

 

3. 冥丁 - 古風

リリース : 2020年10月
レーベル : KITCHEN.LABEL
輸入盤LP

 

国内外のエレクトロニック〜アンビエントシーンで大きな注目を集める冥丁の3rd アルバム。CDのみならずLPでもランクイン!

 

2. Godspeed You! Black Emperor - G_d's Pee AT STATE'S END!

リリース : 2021年4月2日
レーベル : 
Constellation
輸入盤LP

 

こちらもCDに続きLPもランクイン!ポストロックの代表格Godspeed You! Black Emperorによるニューアルバム。

1. Fleeting Joys - Despondent Transponder

リリース : 2021年3月
レーベル : 
only forever recordings
輸入盤LP

 

 

2006年にリリースされたシューゲイザーの大傑作デビューアルバム“despondent transponder”のLPが限定カラーヴァイナルでリリース。不動の人気を誇る彼らのシューゲイズ・サウンドは必聴です。

 

 

 

[Tempo通販売上ランキング]

1. Nico Muhly - Gift of Fire (『映画 太陽の子』オリジナル・サウンドトラック) CD
2. ワールドスタンダード - エデン CD
3. Tamas Wells - A Plea en Vendredi (15th anniversary LP edition) LP
4. Duval Timothy - Help LP
5. Otto A Totland - Companion CD *在庫切れ
6. 
arca (LUCA & haruka nakamura) - 世界 LP *在庫切れ
7. ワールドスタンダード - 色彩音楽 CD *在庫切れ
8. いろのみ - Four Nocturnes (4つの夜想曲)
9. V.A. - Quiet Corner - Ma Fleur
10. Fleeting Joys - D
espondent Transponder *在庫切れ

 

 

以上、2021年ベストセラーTOP10でした!Tempoで在庫のある商品もございますので、是非チェックしてみてください。

 

 

続いて、インパートメントスタッフが選ぶ2021年のベスト盤をご紹介いたします!

 

 ・稲葉 (Rip Curl Recordings)

Scott Orr - Oh Man

レーベル:Other Songs

 

伊藤ゴロー アンサンブル - アモローゾフィア~アブストラクト・ジョアン~

レーベル:ユニバーサル

 

Fabiano Do Nascimento - YKYTU

レーベル:Now-Again Records

 

 

 ・大崎 (Lirico)

順不同です。自分が国内盤制作や流通を担当した作品は外しました。

Feng Suave - So Much for Gardening

レーベル : self-released

 

Common Grackle - Old Dog New Tricks Who This

レーベル : Fake Four Inc.

 

Michael Seyer - A Good Fool

レーベル : self-released

 

 

・真加部 (Thomason Sounds)

順不同です。自分が国内盤制作や流通を担当した作品は外しました。

Josh Fudge - Fun Times

レーベル : 19th Street Record

無名のシンガーソングライターでストリーミングサイトで人気になりつつある若者。いまっぽいソウルテイストとポップなメロディーが素晴らしい。今後に期待です。

 

Veps - Open the Door

レーベル : Kanine Records

名門Kanineと契約したノルウェーのギターポップバンド。90年代のあの時のあの音をいまの気分でやっていて最高です。

 

Arlo Parks - Collapsed In Sunbeams

レーベル : Transgressive

今年の1枚といえばこれです。繊細でソウルフルなボーカルに圧倒的なメロディ。陰惨だった2021年の始まりを明るく照らしてくれました。

 

・西野 (AGATE) 

Jon Batiste - WE ARE

レーベル : Verve

 

Pasquale Grasso - Solo Ballads

レーベル : Sony Music

 

坂東祐大 - All the Same (feat. Gretchen Parlato, BIGYUKI)

レーベル : 日本コロムビア

 

 

・髙橋 (IPM LABEL)

Pink Siifu - Gumbo'!

レーベル : Dynamite Hill

 

Duval Timothy & Rosie Lowe - Son

レーベル : Carrying Colour

Tempo→ https://tempojpn.com/collections/new-release/products/rosie-lowe-duval-timothy-son

 

Eris Drew - Quivering In Time

レーベル : T4T LUV NRG

 

 

・南出

カネコアヤノ - よすが

レーベル : 1994

あまりにも自然に、自分の生活にそっと寄り添ってくれる音が詰まっています。

 

Arushi Jain - Under the Lilac Sky

レーベル : Leaving Records

今年は個人的にモジュラーシンセサイザー奏者の楽曲をよく聴きましたが、今作は特に唯一無二の世界を作り上げている素晴らしい1枚だと感じました。

 

Sons of Kemet - Black To The Future

レーベル : Verve

ここ数年激アツのUKモダン・ジャズ・シーンの中でもダントツでアヴァンギャルドな熱さを感じる1枚。

 

 

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回ご紹介した作品は是非、2021年の振り返りとして聴いてみてください!


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