NEW RELEASE 06/10

<NEW AGE>

ASPIDISTRAFLY - Altar of Dreams [LP]

 

シンガポールのデュオASPIDISTRAFLYが前作より10年ぶりとなる待望の3rdアルバムをリリース!日本の80年代アンビエント・ポップやサウンド・コラージュを、魔法のように美しいアコースティック・アンサンブルと融合した、全く新たなインスピレーション溢れる意欲作。haruka nakamura、一ノ瀬響、ARAKI Shin、SUGAI KENがゲスト参加。

 

牧歌的でエレガントなアンビエント・フォークアルバム『A Little Fable』で、ここ日本でも多くのファンを獲得したシンガポールのシンガーソングライターApril Leeと、KITCHEN. LABELを主宰するプロデューサーのRicks AngによるデュオASPIDISTRAFLY(アスピディストラフライ)が待望の新作を完成。『Altar of Dreams』(夢の祭壇)と題された本作では、彼らの過去10年間の経験を活かしながら、フランスの写真家Serge LutensやDora Maarらの幻想的なイメージ、日本の80年代アンビエント・ポップ、ミュージック・コンクレート、そしてバルトークの哀愁に満ちたストリングスの間を行き来するかような、豊かなサウンド・パレットで、全く新しいインスピレーションに満ちたヴィジョンを生み出している。
 
全9曲、合計35分弱の本作には、詩的な叙情性、宇宙的な内観、豊かなストリングス、シュールレアリズム、優しさ、質感など、ASPIDISTRAFLYの特徴が全て備わっている。オープニング曲 「How to Meet a Marblewing 」での、初期のインターネット・サウンド、映画、アニメ、90′s J-POPを融合させたサウンド・コラージュは、新たな方向性としてアルバム全体に深く浸透している。続く「The Voice of Flowers」は、Aprilの深みのある美しい歌声をフルート、クラリネット、テナー・サックス、ピアノ、ストリングスによる魔法のようなアンサンブルが包み込むドリーミーなフォーク・シンフォニー。この楽曲にはharuka nakamura、ARAKI Shin、千葉広樹がゲスト参加し、アルバム全体のストリングス・アレンジは一ノ瀬響が担当。「Interlude: A Ceremonial Ode」(M-6)とタイトルトラック「Altar of Dreams」(M-7)は、モデルの山口小夜子が主演した1980年代の資生堂の広告に影響を受けたという。また、タイトルトラックは、かつてAprilに現実逃避をもたらした「明晰夢」(自分が夢を見ていることを認識したり制御できる状態)から生まれた楽曲で、その静謐な美しさの裏には、未知の世界に直面した時に明晰夢の制御が働くかのごとく、くすぶる緊張が覆い隠されている。続く「Silk and Satins」(M-8)は、前途の明晰夢の現象を直接分析したもの。日本古来の美を投影する電子音楽家SUGAI KENとのコラボレーションにより異次元の音世界を作り出している。
 
破壊、神秘、不確実性、希望、夢などを一度に表現しながらキラキラと輝く本作には、鮮明な夢と記憶を通して見る世界を再構築することに10年間費やしてきたASPIDISTRAFLYの新たな希望が満ち溢れている。

 

Eriko Uegaki - Ephemeral piece


 

静寂を愛する多くの音楽愛好家たちを魅了してやまないピアニスト、上柿絵梨子。儚くすぎ去ってゆくその美しい瞬間に想いを募らせ、ピアノの即興演奏として音に託してきた彼女が、新たな地平へと向かった待望の新作。まるで光のきらめきや風の揺らぎを思わせる旋律が、自然の普遍的な美しさをまとったようなきめ細かなタッチで描きだされる、ソロ・ピアノの傑作!

ネオクラシカル〜アンビエント〜ジャズなど、静寂を愛する多くの音楽愛好家たちを魅了してやまないピアニスト、上柿絵梨子。儚くすぎ去ってゆくその美しい瞬間を慈しみ、想いを募らせ、ピアノの即興演奏として音に託してきた彼女が今回リリースする新作は、自身の内面とより深く親密に向かい合うため丁寧にスコアに落としこみ、納得のいくまで弾きこまれ制作されたという、作者を新しい地平へと導きだしたソロ・ピアノ作品。
まるで光のきらめきや風の揺らぎを思わせる儚げな旋律が、洗練された自然の普遍的な美しさをまとったようにきめ細かな繊細なタッチで描きだされる、からだが綺麗な空気をゆっくりと大きく吸い込んだときのように心安らぐ傑作の誕生。

 

「目に映るあらゆるすべての情景、 体験、時は過ぎてゆくもの
日々のうつくしく儚いかけらは
ひとつひとつが奇跡であり
かけがえのない大切なものてす
いつまでもそっと胸にしまって置きたい。
“Ephemeral piece” 儚いかけら あつめました」

 


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