Volt Nutz – Volt Nutz
レーベル: interspecies record
品番:ISCD008
フォーマット:国内盤CD
発売日:2021年9月25日
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アンビエント〜エレクトロニカの新たなる扉を開く、MASAKAZU HIROSEとKAZUMI MASUDAからなるエレクトリックユニットVolt Nutz(ボルトナッツ)のファースト・アルバムが遂に全国流通スタート。
学生時代、テクノ黎明期をともに過ごした二人が時を経て、音源を書簡でやり取りする中で結成されたエレクトリック・ユニット。KAZUMI MASUDAが弾くギターとシンせを、MASAKAZU HIROSEがリトリートメントし、全く新しいサウンドに構築するスタイルは、その作曲の過程とともに出来上がる音像もまた、メインストリームとは異を画する楽曲となっている。
■トラックリスト+各曲コメント
M1 – light, first
始まりの予感、風がそよいでいる。それはテレビの砂嵐のように静かであり、懐かしさと心地よさに体が揺らされる。
M2 – two loveless
鳥のさえずりのような音たちと機械の森、そこで行われる舞踏と大地との会話。
M3 – metal pocket
海の底に沈む人たちの響かない声とそれを飲み込む暗闇、浮遊する気泡、イルカの超音波の旋律に救われる魂。
M4 – sweetest moon
氷の大地に無限に繰り返されるオーロラと水滴の音、その融合で眠りたくなるが、誰かに呼ばれているような気がしてまどろみの中心にとどまり続ける。
M5 – tears from star
日照りの砂漠で空間がゆがみ歩くのがやっとだ。踏み出す足はときおり音を返し、私が私のままで続いていることを確認させてくれる。 でもこれは夢かもしれない。
M6 – world mirage
氷漬けの日々、氷に反射する照明の心地よいメロディー、お祭り騒ぎの光たちだけど僕は踊ることができない。
M7 – comic & man
深夜、愉快だけど静かな都市で地下にうごめくエネルギーがビルにぶつかってこだまする。僕らが恩恵にあずかれるのはそのうちのほん の一部だ。
M8 – alley
回転し、シーソーのようにとめどなく傾く思考、誰かが私の脳髄に注釈を突き刺す、ダーツの矢のように。
M9 – 7 little drums
不意に幼いころの記憶が到来する。それは波のような動きで私をからめとろうとする。はじめは抵抗するがしだいに私は気づく、「これは本当に私の記憶か?」
M10 – being and time
未知なるもの、自分とは違うものからのささやき、それは友愛に溢れている。こちらからも交信しようとするが電波が悪いみたいだ。すべてのコミュニケーションはいつも完全でないことに僕は気づく。
M11 – feather
太古の地鳴りから未来で飛び交う光線まで、そのすべてのうちに潜んでいるコードの音。それは静かに僕らのからだを構成している。